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ドリームSEXカフェ

第9章 視線の快楽



――――――――――…



カフェの夢から覚めて…


数日…




お見合いの当日…



先方には…変顔の写真を渡した…






煉二の撮ってくれた写真は…渡せなかった……




時々…煉二を思い出し…

体が…疼いた……

何度も…煉二の名前を叫び…

何度も自分を慰めた……








見合いは…ベタに…ホテルのラウンジで逢うことになった…



ラウンジの椅子で…中庭を眺め…待ち合わせの時間をボーッと過ごした…



ガラスには…気乗りしない俺の顔が写った…



その顔をぼんやり見ていると…



ラウンジを横切る……



煉二…が…映った…



『!!!!!!』


俺は…振り返り…




煉二の姿を探した!!!










『…煉…二……』




後ろ姿だったが…確かに…煉二だ…



ラウンジを横切り…エレベーターの方へ歩く姿…








俺は無意識に…煉二を追い掛けた!!!!!!








カメラ鞄を肩にかけ…
エレベーターのボタンを押す…




『煉二!!!』



俺は……声をかけた…




煉二は…ゆっくりこちらを向いた…



夢…なら…煉二は…俺を知らない…



ただの…知らない男…

それでも…声を掛けずにはいられなかった…













「…新一……」








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