ドリームSEXカフェ
第11章 夢見る猫
しかし、俺は…博子に一度も好きだとは言わなかった…
言う気もなかったが…
最近…博子の様子がおかしい
ソワソワしたり…荷物を整理したり…
俺が話しかけても…
『ごめん…翔…静にして…片付けるから』
と…そっけない…
俺の気持ちとは正反対に…博子は俺に興味が無くなったのだろう…
気持ちを伝えるタイミングを…俺は…逃した…
俺は…後悔していた…
早く…思いを伝えればよかったと…
だから…夢でもいい…
この気持ちを、博子に伝えて…さよなら…したかった…
現実では…絶対…言えないから…
「…博子…遅えなぁ…」
俺は…ソファーでゴロゴロと寝返りを繰り返した…
カチャ…
ドアが開き…博子が帰ってきた…