ドリームSEXカフェ
第11章 夢見る猫
怪我は一週間ぐらいで治った。
しかし、俺は博子のアパートから出て行かなかった。
居心地がよかったのもあるが…
博子は可愛かった。
泣いたり、笑ったり…
見ていて飽きなかった。
たまにウザい時はあったが…出ていく理由にはならなかった。
俺は仕事もせず、博子の紐になった。
男として最低だと思ったが、博子はそれでもいいと笑った。
つくづくバカだといつも鼻で笑ってやった。
そんな俺に博子はシルバーのアクセサリーをくれた。
『翔の瞳にピッタリ!かっこいいよ。』
博子はニコニコしていた。
貢ぎ物まで…とことんバカ女だ…
俺は博子に飽きたら出ていく…次の女をみつけて…渡り歩く…
そんな男なのにな…バカだな…
しかし……月日が流れたが…俺は…
出ていかなった…
…そう…俺は…
博子を好きになっていた…