ドリームSEXカフェ
第14章 記憶と少女〜選択の手紙〜
「ダメだ…、やめてくれ!小百合!!!やめろ…」
兄の手が私の両肩を掴み…体を離した!!!
『…夢でも…嫌いなの?私…そんなに…お兄ちゃんに嫌われてたの?』
涙が…止まらない!!!
もう……
……消えたい……
「違う…違う…違う!!!」
兄の何かを否定する顔は今までに見たこともない怖い顔に見えた
「違うんだ…小百合…
…嫌い?…俺が?小百合を嫌い?
そんな訳ないだろ?
小百合は…俺が育てた…理想の女なんだぞ!!!」
え?…
『お兄ちゃん…私…嫌われてたんじゃないの?』
ガバッ!!!
私は兄の胸に引き寄せられ強く抱きしめられた
「その逆、好きだ…
お兄ちゃんも小百合と同じ…ラブの意味で…」
アアアア…嫌わてない…
愛されてた!!!
『お兄ちゃん…』
私も兄をギュッと抱きしめた…
「でもな…どんなに好きでも、愛していても…
俺達の関係は…兄妹…なんだ…」
『え…そんな…』
「一線は越えられない…」
抱きしめる腕の力が軽くなった…