ドリームSEXカフェ
第16章 図書室の鍵
ギギ―――――…バタン
ここは…
薄暗い…旧校舎の…
…図書室…
受付には…石田が…
座っていた…
『紺(コン)…君?』
入口に立っている俺に気がつき…石田は…驚いていた…
俺は…何が何だかわからず…ただ…石田を見つめた…
「…紺は…本を借りに来たのか?」
本棚の間から…難しそうな本を片手に…湯沢が声をかけてきた…
「え…えぇ」
図書室のシステムはだいたい中学と一緒だと思い…
俺は本を探す振りををした…
その間も…俺は、石田を見つめていた…
「・・・・・・」
フッと…図書室の利用生徒が…先輩や先生…
男子ばかり…
女子は…石田ぐらいだと、気がついた…
おかしい…雰囲気が…
皆、図書の貸出カードを必死に書いている…
俺も近くの本を手に取り…貸出カードを見た
ありきたりな白いカード…
「……ん」
しかし、先輩や先生が書いているカードの色は…
薄いピンク色…