ドリームSEXカフェ
第27章 野菜ソムリエ
うまそうなピラフは、香りも、盛り付けも俺の腹をグゥグゥ唸らせた
「いただきます!」
俺はピラフを頬張る!!
「うまい!!!」
それからは、ひたすら食事に集中した。
野菜スープも飲んだが!!!美味かった!!!
俺は夢中で食べていたが、野菜スープを口に運ぶ度…彼女を思い出していた…
俺の頭の中は…
野菜=彼女…になっていた…
重傷だな…と、感じつつもスープを飲む度思い出す…
「はぁ〜美味かった!!!
ごちそうさま〜」
ピラフもスープも見事に完食した。
久しぶりのまともな食事って感じがした…
野菜とか最近食べてなかったからな
俺は、満足して食後のコーヒーを待つことにした。
しかし…奥の扉が気になってしょうがない
「あの…奥に何かあるんですか?」
『ええ…
扉が見えましたか?』
「はぁ…綺麗な扉ですよね…」
俺はオーナーに扉について聞いてみた…
『ここの正式店名は
【ドリームSEXカフェ】
お客様の願望、妄想を体感できるカフェ…
コーヒーが準備出来るまでいかがですか?
お客様の願望を体感されては…』
「願望や…妄想…」
俺は…まっ先にスーパーの彼女を思い出した。
「妄想…か…面白そうじゃないか」
俺は扉の前に立った…
扉に手を伸ばすと…触れていないのにゆっくりと開いた…