ドリームSEXカフェ
第28章 天使の赤い羽根
――――――バタン…
『…!』
ドアを開けると…
すぐに下へ続く階段があった…
『地下?かな?』
均等に並んだ、ほのかな光を頼りに
壁に手をつきながらゆっくり階段を降りる…
階段を降りきると…
クラシックな…少し汚れたドアが目の前にあった
“bon accueil”
『-ボン ナクイユ-歓迎?』
フランス語で歓迎と書かれたプレートを見て…
何かの店かな…と、その扉も開けた…
キィ…
よく扉やドアを開ける日だなと…少しおかしかった
部屋?お店に入ると…
暗い陰気臭い感じがした…
ゴスロリやパンクの人々が好きそうな…
廃墟のような建物、蜘蛛の巣やコオモリ…洋風棺桶…燭台…
黒と赤の毒々しい置物…
ゾクゾクと…背筋がざわつく…
『…ここは…』
「いらっしゃい…」
部屋の奥から…
…男性の声がした…