ドリームSEXカフェ
第28章 天使の赤い羽根
「珍しい…
天使がご来店とは…」
部屋の奥から声はするものの…姿が見えない…
『あの…』
声をかけながら部屋の奥へと進む
『ここは…お店なの?』
「ええ…雑貨屋?の部類かな…
いらっしゃい。天使さん」
奥から、燭台に蝋燭を立てた明かりを手に…
男性が現れた…
『…綺麗…』
私は男性の容姿に…無意識に“綺麗”と発していた…
彼は…歳は若く見えるが…不明…
しかし、白い肌に…艶やかな黒髪、ゴスロックな服装も細身な彼には似合っていた
全身、黒い色彩の多い出で立ちだったが…
漆黒の中にいても…彼だけは別のオーラがあるかのように際だって見えた
「貴方の方が…よっぽど美しいと思うのですが…
天使はこんな所に来てはいけませんよ」
彼は燭台をテーブルに置くと…ドクロの置物を手に取った