ドリームSEXカフェ
第5章 女王の資格
落ち着かず…
キョロキョロと周りを見渡す…
奥の扉が…目に飛び込み…
じっと見つめてしまった…
「高橋…さん…
あの…扉…見える?」
『…は…い…』
扉は大きく…目立つはずなのに…
今まで気がつかなかった…
カウンターから…店主が出てきて…扉の前に立つ…
『…コーヒーを入れて置きます…それまで…
扉の中で別のサービスを経験されては?』
つられて…扉の前に立つ…
木目に指を添え…なぞる…
ギギギ…
『…課長?…』
私の後ろに課長も立ち…
扉が開くのを見る…
「高橋さんの…願望って…何だろね…」
『願望…って…』
扉が完全に開き…
長い廊下が見えた……
『では…
…夢をリアルに、リアルを体に…』
店主の声が…後ろから聞こえる…
私たちは廊下をまっすぐ…進んだ…