ドリームSEXカフェ
第29章 夢見るパートナー
私は翔の腕の中で…
幸せを抱きしめた
『夢…なら…覚めたくない…』
「俺も一年前…そう思った…」
いつかは…私より早く歳を取る猫の寿命…
「しかし、不思議なんだよ…」
『え?』
「俺、一年前と…あんまり変わってないんだよ…多分一歳しか歳とってない…」
「え…」
「そ〜いゃ…
カフェのオーナーが…
『長く思われ、愛された猫は違う時間を生きる事が出来る』って…
めんどくせ〜から最後まで聞かなかった…けど」
え…オーナーが?
翔は…もしかしたら…
人間と同じ時間を進んでる…不思議な猫…なのかも…
そうだったら…
私達…ずっと…一緒に生きていけるのかな…?
でも、今は…
翔がそばで…プイッと照れた顔でそっぽを向いてくれるだけで
私は幸せかも…
私はゆっくり翔の胸に顔を沈めた…