ドリームSEXカフェ
第30章 ラスト・フィルム
すると…
無声の映画から
音が出てきた…
《あ…真理…?俺…話をしたいんだ…いいかな?》
携帯で真理と約束をする…
本格的な映画になってきた…
しかし…
この風景…
この感覚…
覚えている!!!
数時間前の…
俺…
画面が変わり…
歩道を真理と二人で歩く…
俺…
《…俺…俳優…諦める事にした…》
[え?だって…]
《で…真理と…二人で…
普通の暖かい家庭を作って行きたいんだ…》
照れながら…
人生初のプロポーズ…
スクリーンの俺は…
少し緊張していた
[・・・・・・・]
《真理…?》
彼女の反応を…
待った…
[…いや…
…結婚なんてしない…]