先生とあたしの関係。
第4章 *俺の好きな生徒* 渉side
そして、
「また明日の放課後も来いよ」
って言った。
そして次の日。
「渉くん~」
甘ったるい声の主は
生徒の
岡山 江里(オカヤマ エリ)だった。
「こらこら、
先生って呼べよ!」
「あはっ♪
いいでしょー?
それよりね…」
「ん?」
「………」
「どした?なに?」
「先生と藤倉さんって…
付き合ってるんでしょ?」
「……え?」
「昨日の放課後、
暇だったし先生と藤倉さんを追跡して
…見ちゃった♪♪」
「…………」
「だーいじょうぶ♪
私誰にも言わないからぁ☆
あっ、それでね、
藤倉さん、今日放課後来れないらしいんだ!」
「はっ?
なんで岡山が知ってんの?」
「藤倉さんが言ってたぁ」
あぁ、
藤倉と岡山は友達なのか?
でも「藤倉さん」って呼んでるよな。
「だからね、
今日の放課後、
先生に英語教えてほしいんですぅ」
「あぁ、OK!
いいよ」
一応教師だし、
だるいと思いながらも
ニッコリ笑って了承した。