テキストサイズ

私と飼い主のはなし

第8章 過酷な一日

(わたし、授業中なのに…下着なんも付けてないんだ…)


静かな教室に、ペンの走る音や教科書をめくる音、教師のぼそぼそと囁くような声だけが響き渡る。
隣の席の久城くんも先程とは違って真剣に授業を聞いていて、私が下着を付けていないことなんか頭に入ってないかのように思える。

私一人だけがこんなにドキドキしてて、情けない。


(椅子が直接あそこに当たって、変な感じ…)


ひんやりと冷たい椅子にぴとりとあそこをくつけると、自分が下着を履いてないということに再認識させられる。


(久城くんのあの指が、私のクリにふれたんだ…)


ペンを動かしている長くて綺麗な指を目で追う。
触れられるって、あんな感じなんだ…
自分で触るのとは全然違って胸がきゅんとなる。

学校が終わったら、久城くんに何をされるんだろう。

さっきみたいに触られるのかな…
指入れられたりして…もしかしたら、久城くんの…あれも挿れられたりするのかな…

そしたら、私の初めては久城くんなのかな、


「じゃあ…藤野、前にきてこの問題を解いてみろ」

「え、は、はい!!」

いきなり私の名前を先生に呼ばれて現実に戻される。
勢いよく席を立つと、ふわり とスカートが風になびく


(わ、私…下着履いてないんだった…!)


ちらりと久城くんをみると私を見て微笑んだ。
私の今の心情をわかりきっててだ。


「〜~〜!」


仕方ない、スカートに注意をして歩けば大丈夫だ。
普通にしてれば誰にも気づかれない。
ゆっくりと私は黒板に歩いて向かった。
下着を履いてないせいなのか、いつもよりも以上に視線に敏感になっていて身体が熱い。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ