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変愛(へんあい)?!

第7章 第二部:約束事

「…お前らみたいな、幼馴染のホモカップルが奇跡的に生まれたんだから、それに比べたらオレとユキがくっつくのは必然だな?」



なんて、兄貴は口角をあげて言う。


は?!
何が必然だなだよ!!

俺らが必然で、兄貴が奇跡だよ!!



「奇跡を必然の様にくっつけようとしてる俺らに感謝しろ!!」



俺がそう言うと、兄貴は机の上の分厚い参考書を振り上げるので、亮ちゃんに庇われながら部屋を出た。



「タイちゃんは、一言多い。」



そう笑う亮ちゃんにデコちゅうされ、チョット照れた。

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