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変愛(へんあい)?!

第7章 第二部:約束事

「それに元々!!」



兄貴の事が好きみたいだって…
言うのはやめた。


誤解は2人で解決しなきゃだし。



兄貴から言わなきゃ、今後の進展なんてない。



兄貴がお膳立てしてくれたように、俺らもお膳立てだけだ。後は…2人の問題だし。


オレは兄貴に『誓約書』を押し付けた。



「自分で行ってきなよ、これ持って。ちゃんと謝って、兄貴もユキ姉ちゃんにちゃんと気持ち伝えなよね!俺ら邪魔しないし。…亮ちゃん、行こう。」



俺が亮ちゃんに手を伸ばすと、亮ちゃんは笑顔で俺の手を握った。

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