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変愛(へんあい)?!

第3章 第一部:初体験

一瞬、
動きが止まった。



ハッとして亮ちゃんの顔を見ると、目に涙が!!

男前で基本サディスト系に見えて、実はか弱い系?!

俺の知ってる亮ちゃんは、押しが強くて悪知恵が働く計算高い男だったはず。今日は調子を崩される…。



「な…何だよ、泣くなよ。」



手は止まっていた。
握ってないもう片方の手は、亮ちゃんの肩にかけていたので、その手で頬の涙を拭った。


初めて見た亮ちゃんの泣き顔。
しかも、こんな間近で。


怪我したって泣かなかった亮ちゃんなのに。

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