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私のオネエちゃん

第11章 幸せだけど不安



理恵「彼氏ね…」

恭平「…あの」

理恵「あっごめん、もう戻らなきゃ」

真子「相変わらず忙しいの?」

理恵「まあね、落ち着いたらまた連絡す
るから」

真子「うん」

恭平「…」



仕事中だった為
理恵はすぐ店を出て行ってしまった
バリバリの仕事人間
キャリアウーマンの理恵
しかし家庭より仕事を優先する事が多く
それが
父が理恵と離婚した原因の
一つだった



真子「そろそろ行こっか」

恭平「…あぁ」



食事を終え
その後はデパートなどでショッピング
家の近所という事もあり
知り合いに見られても怪しまれないよう
恋人同士だったが兄妹らしく演じ
買い物をした



恭平「ただいま」

真子「…」

由美子「お帰りなさ、あれっ二人、一緒
だったの?」

恭平「駅で会ったんだ」

真子「うっ、うん」

由美子「そうなんだ、お母さんてっきり
二人で出かけたかと思っちゃった」

恭平「たまに一緒に出かける事はあるけ
ど今日は違うよ、ねつ」

真子「うっ、うん」

由美子「二人共、仲が良いものね」

恭平「妹だからね」

真子「…」


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