私のオネエちゃん
第12章 疑惑
恭平「どうした?」
真子「…これっ…お母さんの部屋で見つ
けた物なんだけど…」
恭平「手紙?差出人は…真子のお父さん
からだ」
真子「バレる前に元の場所に戻さなきゃ
いけないんだけど…ちょっと気になる事
があって…」
恭平「読んだの?」
真子「ううん…まだ読んでない…」
恭平「読んでみよっか」
真子「…うん」
親子とはいえ
お互いプライベートはある
勝手に手紙を読むワケにいかなかったが
このまま
中身を確認せず返す事は出来ず
いけないと思いながらも手紙を読んでし
まった
しかし
そこに書かれていた内容は…
真子「どういう事…これ…」
恭平「…わからない」
真子「だって…だってこれじゃあまるで
二人が…」
恭平「消印は…7年前か…」
手紙に書かれていた事
それは知り合いや友人に宛てて書かれた
内容ではなく
まるで
恋人や大切な人に宛てて書かれたような
そんな内容の手紙だった
恭平「7年前…そんな前から…」
真子「その頃から…ううん…もしかして
その前から関係があったって事?」
恭平「…」