私のオネエちゃん
第12章 疑惑
恭平「母さん」
由美子「何」
恭平「ちょっと聞きたい事があるんだけ
ど」
真子「…」
由美子「何、どうかしたの?」
恭平「これっ…母さんの部屋で見つけた
んだ」
由美子「!?」
手紙を見せた瞬間
由美子の表情が一気に変わった
恭平はその一瞬の変化を見逃さず一気に
詰め寄った
恭平「この手紙は7年前、真子の父さん
が母さんに宛てて出した手紙だ、手紙の
内容からして、この頃から二人は…」
由美子「違う!!それは…」
真子「…」
由美子「私達は…」
恭平「母さん、俺は家を出るよ」
由美子「恭平…」
真子「お兄ちゃん!?」
恭平「大丈夫だよ、真子も連れていくか
ら」
真子「…うん」
由美子「やっぱり…やっぱりあなた達…
私達に内緒で付き合ってたのね…」
恭平「付き合ってるよ」
真子「…」
由美子「あれほどダメって言ったのに…
今からでも遅くないわ、別れなさい!!
今すぐに!!」
真子「嫌です!!絶対別れません」
恭平「俺も、絶対別れない」