
私のオネエちゃん
第15章 結末
恭平「…」
真子「お兄ちゃん、待って」
恭平「真子…」
真子「下まで送る」
安静にしてろと言われたが
真子は恭平を近くまで見送る事にした
久しぶりに会えたし
もう少し恭平と一緒にいたい
そんな思いもあったが父のいない場所で
さっきの事をちゃんと
話す為だった
真子「…ごめんね」
恭平「何が?」
真子「お父さんが…あんな事言って」
恭平「気にしてないよ」
真子「…」
平気なフリをしていたが
すぐに返事をしなかった事を考えると
やっぱり
また前みたいに一緒に暮らすのは
難しいようだ
真子「…」
恭平「真子」
真子「ん?」
恭平「また一緒に暮らそう」
真子「いいの?」
恭平「うん、でもちょっとだけ待ってて
母さんの事とか色々、決着つけなきゃい
けないから」
真子「…そうだね」
まさかこんなすぐ
返事がもらえるとは驚きだったが
また前のように一緒に暮らすにはお互い
やらなければいけない
事があった
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
恭平「昨日はどうも…」
海斗「…」
