
私のオネエちゃん
第15章 結末
海斗「部活抜けて来たんで手短に…」
恭平「真子とまた暮らす事になったから
その報告に」
海斗「…そうですか」
恭平「もちろん、彼氏としてね」
海斗「…」
恭平「本当は真子には必要以上、近づか
ないでほしいけど…俺もそこまで鬼じゃ
ないから」
海斗「諦めませんよ、俺」
恭平「いいよ、でも俺も真子は譲る気な
いから、そのつもりで」
海斗「…」
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真子「…」
理恵「真子!!」
真子「あっ、お母さん」
同じ頃
真子は母、理恵と会っていた
特に用事があって会ったワケではないが
父が由美子と離婚して以来
会いやすくなったのは
確かだった
理恵「お父さんと仲良くやってる?」
真子「うん」
理恵「彼とは?」
真子「ずっと続いてるよ」
理恵「…そう」
真子「まだ…付き合うの反対なの?」
理恵「真子」
真子「何?」
理恵「どうして私が彼の事、反対したか
わかる?」
真子「…それは」
