
私のオネエちゃん
第2章 再会
幸「真子、おはよう」
真子「…おはよう」
幸「うわっ、その目どうしたの?すごい
腫れてるけど…」
真子「…ちょっとね」
昨日はあれから
ずっと部屋に引きこもり恭平の事を避け
続けた
帰って来てからは一度
心配して声をかけてくれたが
無視したせいか、それっきり声をかけて
はくれなかった
幸「昨日、何かあったの?」
真子「…お兄ちゃん…女より男の人の方
が好きなんだって…」
幸「直接そう言われたの!?」
真子「…うん」
幸「そっか…」
真子「…」
幸「で、これからどうするの?」
真子「どうするって?」
幸「お兄さんの事、それでも好きなんで
しょう?」
真子「…うん」
幸「だったら落ち込んでないでアタック
しなきゃ!!」
真子「アタックって…」
幸「真子、大事なのは気持ちだよ」
真子「気持ち?」
幸「お兄さんを好きだって気持ち」
真子「…」
