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私のオネエちゃん

第2章 再会



幸「もうこの際」

真子「えっ?」

幸「お兄さん押し倒しちゃえば!!」

真子「押し倒すって…えぇぇ!?」

幸「そうすれば真子の事、意識してくれ
るかもよ!!」

真子「無理、絶対無理」

幸「えぇ~そんなのやってみなきゃ」

真子「無理なものは無理!!」



押し倒すなんて
自分にはそんな力もないし
仮に出来そうだとしても、絶対にやらな

やるワケにはいかない
そんな自分から迫るような行為
出来るワケが
なかった



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


真子「ただいま」

由美子「お帰りなさい」

真子「お兄ちゃんは?まだ大学?」

由美子「うん、今日はちょっと遅くなる
って」

真子「…そっか」



帰りが遅くなると聞き
顔を合わせなくてすむと安心したような
少し寂しくて残念なような不思議な
気持ちだった



真子「…」

由美子「真子ちゃん、着替えたら夕飯の
準備、手伝ってくれる?」

真子「うん、すぐ着替えてくるね」


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