私のオネエちゃん
第4章 母の誕生日
真子「ん~どれがいいかな…」
幸「何読んでるの?」
真子「もうすぐお母さんの誕生日だから
ケーキ作ろうと思って」
来週
7月21日は
由美子の43回目の誕生日だ
家族四人で初めて迎える由美子の誕生日
みんなでお祝いしようと
事前から
計画していたのだ
真子「本当はプレゼント買えればいいん
だけど、お金ないからな…」
幸「…真子…あのね」
真子「何?」
幸「この前、お兄さんと会った時…」
真子「うん」
幸「…ううん、何でも…それより私にも
出来る事があったら何でも言ってね」
真子「ありがとう」
幸「…」
この前の事
相手が兄、家族であれ
真子に無断で真子の過去を話してしまっ
た事
ちゃんと伝えるべきだったが
言うタイミングを逃してしまい謝る事は
出来なかった
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真子「…!?」
恭平「ただいっ…真子!?」
真子「お帰りなさい」
恭平「ただいま、えっ何してんの?」
真子「ちょっと相談があって…」
恭平「相談?」