私のオネエちゃん
第2章 再会
恭平「お待たせ」
真子「お兄ちゃ…!?」
数年ぶりの再会
一体どんな風に変わっているのか
ドキドキしながら振り返ると、そこにい
たのは…
真子「お兄…ちゃん?」
恭平「そうだよ、真子、久しぶり」
真子「…久しぶり」
あの頃と比べると
背は倍以上に声も男らしく変わっていた
それくらいの変化は普通にありえる
事だったが…
父「恭平、君?」
恭平「はい」
由美子「ごめんなさいね、こんな格好で
現れたからビックリしたでしょう」
恭平「こんな格好とか言うなよ、これは
俺の正装服なの」
真子「正装…これが…」
恭平「ピンクの花柄でかわいいでしょう
新作のワンピースなんだ~」
ピンクの花柄ワンピース
確かに、確かにかわいい服だったが
その服はどこからどう見ても女性物の服
男性が着る服では
ないのだが…
由美子「昔からかわいい物が好きだった
けど…ある日を境に女装するようになっ
て…困ったものよ…」
父「まっ…まあ似合ってるし…ねっ」
真子「うっ…うん…」