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私のオネエちゃん

第5章 家族旅行



恭平「中も意外と広いね」

真子「…そうだね」

恭平「真子、顔赤いけど…大丈夫?」

真子「だっ…大丈夫…」

恭平「…そう」

真子「…」



一晩とはいえ
同じ部屋で一緒に寝る事
意識しないよう、必死に平静を装ったが
家の時とは違う雰囲気、空間に
真子の鼓動は早くなる
一方だった



恭平「お茶飲む?」

真子「…うん」



しかし
唯一の救いは
恭平が女装姿だった事だ
もしこれが女装ではなく男性の格好なら
真子はもう
恭平の顔をまともに見れないほど
意識しまくりのドキドキしまくりだった
だろう



恭平「はいっ、どうぞ」

真子「…ありがとう」

恭平「ねぇ真子、お茶飲んだらちょっと
その辺、ぶらぶらしょっか」

真子「うん!!」



その辺をぶらぶら
それも恭平が父と由美子に気を利かせて
の行動だった
そんな事、真子もわかっていた
でも…



真子「(小声)なんかデートみたい」

恭平「何、なんか言った?」

真子「ううん、早く行こっ!!」


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