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真子「見て見て、温泉饅頭」

恭平「定番だね」

真子「お土産に買おう」

恭平「俺も友達に買ってこうかな」

真子「…」

恭平「何？」

真子「いや…お兄ちゃんにも友達いるん
だなって…」

恭平「失礼な奴だな…俺にだって友達の
一人や二人いるよ」

真子「…それって…もしかして女の人？
女の友達？」

恭平「残念ながら男、男の友達だよ」

真子「そっか、良かっ…」

恭平「？」

真子「…何でもない」



恭平の友達
女ではなく男だった事に
安心したものの、本当に友達なのか…
もしかしたら
元カレ、好きな人、恋人
そんな関係なのではと変に考え過ぎてし
まう
真子だった



恭平「そういえばさ…」

真子「…何」

恭平「真子、ちょっと前まで陸上やって
たんだって？」

真子「…それ…誰から聞いたの…」

恭平「真子の友達の…えっと」

真子「幸？この前バスケの大会で会って
紹介した…」

恭平「そう、彼女から聞いたんだ」

真子「…幸が」