私のオネエちゃん
第5章 家族旅行
同じ頃
男湯、恭平と父は…
父「恭平は見かけに寄らず、いい体して
るね」
恭平「そうですか?」
父「…段々…お父さんに似てきて…もう
何年になるかな?」
恭平「俺が中学の時だから…もう6、7
年になりますね」
父「そんなになるのか…」
恭平「はい」
恭平の父は
恭平が中学生の時
突然、病に倒れ亡くなった
生前、とても元気で病気知らずだった為
恭平も由美子もショックのあまり
しばらくは
立ち直れなかった
父「あの後、すぐ遠くに引っ越したから
心配してたけど…頑張ってたんだね」
恭平「…はい」
父「でも大丈夫、これからは俺や真子が
いる、家族がいるからね」
恭平「…はい」
父の死後
ずっと一人で頑張ってきた恭平
しかし
これからは違う
これからは真子が父が新しい家族がいる
やっと手に入れた家族
大事な家族が…
恭平「…」
父「これからも家族四人、仲良くやって
いこう!!」
恭平「…はいっ」