私のオネエちゃん
第6章 仲直り
海斗「幸」
幸「?」
海斗「放課後、少し残ってくる?話しが
あるんだ」
幸「別にいいけど、何?」
海斗「それはその時に、じゃあ後で」
幸「…うん」
ベタだったが
下手な小細工をするよりも
二人で会って話して仲直りするのが得策
だと思い
放課後、教室に
残ってもらったのだが…
海斗「幸、待ってるぞ」
真子「わっ…わかってるよ…」
ケイ「真子、頑張って!!」
真子「…ありがとう」
幸と会って話すだけ
ちゃんと謝って仲直りするだけ
だったが…
幸「…!?」
真子「…」
幸「…真子」
真子「幸…あのね…私…」
幸「何」
真子「この間は…」
幸「…」
真子「…っ…ごめんなさい」
幸「真子…」
真子「陸上の事…このままじゃダメって
お兄ちゃんにもちゃんと話さなきゃって
思ってるけど…勇気がなくて…」
幸「…うん」
真子「でも話さなきゃって…」
幸「うん」
真子「…幸」
幸「大丈夫、私がいるから」
真子「…うんっ」