テキストサイズ

私のオネエちゃん

第8章 告白の結末



恭平「…ごめん」

真子「お兄ちゃ…」

恭平「…暖かくして寝ろよ」

真子「お兄ちゃ…待っ…待って!!」

恭平「おやすみ」

真子「…」



服の袖を掴み
必死に引き止めようとするも
恭平は一度も真子の方を振り返る事なく
部屋から
出て行ってしまった



~~~~~~~~~~~~~~~~~~



真子「…」



薬が効いたのか
翌日には熱はすっかり下がっていた
しかし
昨日の事もあり真子はなかなか部屋から
出られないでいた



真子「…はぁ…お腹空いた」



しかし
気持ちとは裏腹に
元気になれば、お腹は空くし喉は渇くし
トイレにも行きたくなるもので…



真子「…すぐ戻れば大丈夫だよね」



様子を伺いながら
とりあえずトイレへ向かった真子
居間からは父と由美子、そして恭平の声
がうっすら
聞こえてきていた



真子「…」



トイレを済ませ
冷蔵庫からペットボトルを取り出し
見つからない内に自分の部屋へ戻ろうと
した
その時だった



由美子「恭平…どういう事なの!?」

恭平「どういう事って…」

真子「…何」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ