私のオネエちゃん
第9章 文化祭
真子「海斗、ちょっといい?」
海斗「何」
真子「みんなから買い出し頼まれちゃっ
て…付き合ってくれる?」
海斗「いいよ、着替えてくるから待って
て」
ケイ同様、海斗も
女の子の格好をしていたが
さすがに、その格好で歩き回るワケには
いかず
学校指定のジャージに着替え
二人は買い出しへ
向かった
海斗「今日、お兄さんは?」
真子「えっ?」
海斗「呼んだの?」
真子「うん…多分、来てるとは思うけど
まだ会ってないな…」
海斗「…そっか」
真子「お兄ちゃんに会いたい?」
海斗「ううん、別に…」
真子「…あっ、あれ美味しそう」
今日の文化祭
父は仕事で無理だったが
恭平と由美子は来てくれると言っていた
が
今のところは、まだ会っていない
しかし…
恭平「…すいません」
幸「あれっ…お兄さん、ですよね?」
恭平「真子は?」
幸「海斗と買い出しに出てます、その内
戻ると思いますけど…」
恭平「そっか…ありがとう」
幸「あの!!」
恭平「何」
幸「正直なところ…どう思ってるんです
か?真子の事…」
恭平「…」