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私のオネエちゃん

第9章 文化祭



真子「ありがとう…ありがとう…お兄ち
ゃん…」

恭平「…うん」



色々あったが
めでたく両想いになれた真子と恭平
しかし
二人の関係性を考えると、おおっぴらに
付き合う事、触れ合う事は出来ず
常に秘密と隣り合わせの
付き合いだった
でも…



真子「私…幸せだよ」

恭平「真子…」

真子「お兄ちゃんとこうしてられるだけ
で幸せ…」

恭平「…俺も」

真子「…」



手を繋ぎ
目を合わせ笑い合う二人
人目を気にする関係だったが幸せだった
でも…



恭平「せっかくだし少し見て回っ…」

海斗「真子!!」

真子「海斗…なんで…」

海斗「…」

真子「…」

恭平「離すな」

真子「…お兄ちゃん」

恭平「…」



海斗の手前
恭平から手を離そうとした真子
しかし恭平は自分から離れようとする
真子の手を強く握り
離さなかった



真子「…」

海斗「…どういうつもりですか」

真子「海斗、あのね…」

海斗「あなたは真子の…真子のお兄さん
ですよね?」

恭平「…」


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