私のオネエちゃん
第9章 文化祭
真子「キス…したの?」
恭平「そうだよ、もう一回する?」
真子「…うん…って違う!!」
恭平「真子?」
真子「…お兄ちゃん…どういうつもり…
私の事フッて…でも好きとか言って…で
いきなりキスするなんて…」
恭平「…ごめん…でも本当は俺、ずっと
真子が好きだったんだ、言えなかったけ
ど…」
真子「…どうして」
恭平「だって…初めて告白してきた時は
真子、まだ小学生だったし二回目の時は
一応…家族だったから…」
真子「…」
恭平「でも…やっぱりダメだった…」
真子「お兄ちゃん…」
恭平「俺は真子が好きだよ」
真子「私…私も好っ」
返事する間もなく
再び深くキスされてしまった真子
しかし二度目のキスはさっきのキスとは
違い
真子を優しく包み込むような
そんなキスだった
恭平「…真子」
真子「何?」
恭平「この先、何があっても俺は…俺は
絶対、真子を守るから…」
真子「お兄ちゃん…」
恭平「守るから」
真子「…うん」