テキストサイズ

嘘х恋

第2章 男である前に。


僕は週のほとんど、ミケの部屋から大学へ通っていた。

柔らかく笑って送り出してくれるミケには触れることはないけど、とにかく幸せってもんだ。

『じゃあ。』

「うん。」


行ってきますでもまたねでもない。

この距離が、ミケと僕の絶妙。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ