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あたしは被害者

第2章 裏と表

「ちょ、達也!
やめて!」


胸ぐらを掴みそうな
達也を必死にとめる。


「もう大丈夫だから!

君も気をつけてね。

あたし、三年の笑み。
よろしくね。」


「え、あの笑み先輩…!?」


あーら

そんなに有名なんだ
あたし


「じゃあ、
遅れちゃうから

先行くね。
またね!」


最強営業スマイルで
手をふると、


達也と腕を組み
また歩き出す。



あー

今日は朝から
ちょーきもちーわー


あーんな茶番、

生で見れたし

しかもあたしの大好物、
悲劇のヒロインだったし…

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