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あたしは被害者

第2章 裏と表

地面から起き上がって
膝などの砂を
パンパンと手ではらう。


今の転倒、
ほぼわざと。


あの衝撃でぶっ倒れる
わけないじゃん
どんだけやわなんだし。


ただ、

このネクラのきも男に
謝らせたくて、

で、大丈夫?って
言われたくてやってんの。


「あ、あの……すみません!」

「ううん!
大丈夫だよ!

ごめんね、
大げさにこけちゃって……」


「笑みが謝ることねーって!

お前が悪いんだよ……!」


「ひ、ひぃっ!」


……そうそう

こーゆーのが
おもしろいんだよねぇ

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