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あたしは被害者

第6章 ママの彼氏





あたしは

ママとママの彼氏と
向き合うように正座した。


「ママが今
お付き合いしている
桶川さん。」


ママが手のひらで
桶川という男を指した。


桶川は

「こんにちは、笑みちゃん
可愛いね。」

とニコりと笑って
言った。


「こんばんは。」


あたしもニコりと
笑みをこぼす。



ママの彼氏、
常識ない人だな、と思った。


もう18時過ぎてて
こんにちは
はないだろう。

しかもしょっぱなから
笑みちゃん、
可愛いねっておかしいでしょ。


多少イライラしながらも
話続けるママに
耳を傾けた。

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