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あたしは被害者

第7章 そこで見てなさいよ

結局桶川とは
あたしが家を出ると言った
7時50分まで話続けた。


あたしには見せない
女のママのこと、

ノロケ話から

桶川のことまで。

こと細かく聞くことは
できなかったけど、

なんとなくは
聞けた気がする。


アドレスまで教えてもらえたのは
予想外の収穫だったかな。



携帯の充電が満タン。


同時に、
達也からメールが届いている。


『おはよ、笑み

俺今日、サッカー部の助っ人頼まれてて、
休み時間とかも練習だから
放課後まで笑みと会えないと思う。

朝と放課後、一緒に帰ったりできねー。
ごめんな。』


ホーム画面に戻って
鞄に投げいれる。



ちょうどいいわ。


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