仮面な人たちの恋愛夢小説
第17章 旅と、彼と、(D)
あまりにもすんなりと受け入れた彼が時々恐く感じる彼女。そもそも何故こうも簡単に人を受け入れられるのか分からなかった。
何処の誰かも分からない彼女を。もしかしたら敵になるかもしれない人間を。
彼女は士の言葉に頷くと士はいう。
「俺がそうしたいからしているだけだ。助けたいと思うことに理由がいるか?自分のことが分からず悩んでいる奴に手を差し伸べてやりたいと、そう思うことに理由がいるか?」
少し矛盾じみた彼の言葉に彼女はこう返した。
『多分士は、士がしたいからしてるって思うことそのものが理由なんだと思う。だから理由がない訳じゃない。それに士が言ったことはあってる。士が思うことは、誰もが思う当たり前のことだ』
何処の誰かも分からない彼女を。もしかしたら敵になるかもしれない人間を。
彼女は士の言葉に頷くと士はいう。
「俺がそうしたいからしているだけだ。助けたいと思うことに理由がいるか?自分のことが分からず悩んでいる奴に手を差し伸べてやりたいと、そう思うことに理由がいるか?」
少し矛盾じみた彼の言葉に彼女はこう返した。
『多分士は、士がしたいからしてるって思うことそのものが理由なんだと思う。だから理由がない訳じゃない。それに士が言ったことはあってる。士が思うことは、誰もが思う当たり前のことだ』