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仮面な人たちの恋愛夢小説

第28章 俺、愛情(電)

喧嘩っ早く、口が悪いけど優しさも持ち合わせている。
彼女はそんなモモタロスに少し心惹かれていた。
いざとなったら現れて、どんな時でも助けてくれるような奴だった。
でも一つだけ欠点が。
それは、異常な嫉妬深さにあった。

「おい」


『な、何いきなり…』


「何じゃねえーよ。お前また亀と夜遊びしたろ…?」


『いいじゃない別に…』


「よかねえーよ!この間は小僧に連れ回されてたし、その前はクマと一緒に寝て起きねーし!」


『何?…妬いてるの?』


思わず硬直するモモタロス。
彼女は疑いの目を向けている。

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