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仮面な人たちの恋愛夢小説

第29章 暴走刑事は加熱中、(W)

彼が風邪を拗らせた。
珍しくて驚いている彼女は彼に連絡をすると自宅へ向かう。

インターホンを鳴らすと、重く扉が開いた。

「君か‥‥」

『あの、大丈夫ですか?』

「あまりいい状況ではないが‥まぁ、そこまで差し支えはない。来てもらって悪いが帰ってくれ」

荒い息遣いに、立っているのもしんどそうな表情。
どうみても差し支えはないと言った状況ではなかった。
彼女は言ってる傍から倒れそうになった彼を支えて、ベッドへと運んだ。

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