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仮面な人たちの恋愛夢小説

第30章 ウラ授業(電※)

彼女は他の女の子たちと違ってとっても繊細だ。


あっ、他の女の子たちが繊細じゃないと言っている訳じゃないよ?


彼女は特別、繊細なんだ。


何も分からないからこそ


それを知ったときの反動が大きい。


例えるなら──そう。


柔らかく、指で突っついただけで形を変えてしまい


ちぎったり、ずっと持ったままでいると溶けてしまう


ましてや水になんか触れた日には跡形もなく消えて無くなってしまう


“綿菓子”のような女の子だ。


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