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仮面な人たちの恋愛夢小説

第37章 流星群(F)

俺と彼女が初めて会話を交わしたのは図書室。
やたらと広い図書室に調べものがあってきた俺は、静かすぎるその場所で一人の女子生徒を見かけた。

俺は彼女の背後からそっとその本を除き込んだ。


「へぇ…星、好きなんだ」


彼女は驚いて振り替えると持っていた星の本を胸に抱えるようにして隠した。


『あ、朔田君…』


彼女は俺の名前を覚えてくれていた。

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