大人の恋は、慎重に。
第11章 ⅩⅠ
「あ、そうだ。」
「これ、
パンケーキのお詫び(笑)」
差し出された、
細長い箱には綺麗なラッピングが施されていて…
「あけて?」
…中には
ゴールドの華奢なネックレス。
それは
ものすごく
私好みのデザインで、、
『かわいい…!』
「夏帆に似合うよ」
こんなの、いつ用意したの?
パンケーキのお詫びとか言ってるけど、
今日買ったんじゃない事くらい、簡単にわかっちゃうよ…
『…なんで?』
「んー?気分?(笑)」
触ると壊れちゃいそうなくらい繊細なソレは
太陽の光りでキラキラと輝いていた。