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大人の恋は、慎重に。

第15章 Ⅹ-Ⅴ

『……うん、

ちょっと、 疲れた…かな』

「そっか。」


目尻を下げて、

心配そうに
髪を撫でてくれる。


田村は何も聞かない。

だから、

私も。

何も話さない。







穏やかな空気。


わたしの場所。


ここには
私の心を乱すものは
なにもない。



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