
大人の恋は、慎重に。
第18章 Ⅹ-Ⅷ
『なんで
そんなことゆうんだよぉ…
バカじゃん、
バカ。』
「バカで結構。」
『信じらんない!』
「そんでもいい。俺の勝手だし。」
『やめてよ、もぅ。
惑わさないで!』
「それって、
ちょっとは男としてみてるってこと?」
『ちがうよ…!』
「嘘だね。」
…………っ!
『んっ、んんーー!!』
強く、塞がれた唇…
「これでも、俺は男じゃない?」
『ん、ふはっ…』
「可愛い声…出すなよ…」
さっきよりも、ずっと優しく。
再び重ねられたそれは、
舌を絡ませた
大人のキスに変わる。
やめてって、胸を叩くけど…
私より遥かに成長してしまった゛ゆきちゃん ゛の力にはかなうはずなくて…。
