テキストサイズ

大人の恋は、慎重に。

第3章 Ⅲ

その後食事をしたんだけど
有希くんとは
とくに話すことなくて…。

食べ終わったらすぐに
硫と2人で部屋へと引っ込んだ。


『ねぇお母さん、
有希くんのうちの事情ってなんなのさぁ…。』

「えぇ?
なんか、お父さんの自己破産かなにかでお家差し押さえられちゃったみたいよ?

ご家族は遠方の親戚のところに行ったみたいだけど、有希くんは高3でしょ?せっかくだからみんなと一緒に卒業したいじゃない。」

『だからってなんでウチなの~』

「そんなの決まってるじゃない!イケメンだからよ!」



お母さん・・・。
娘、やめたい。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ