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声を届けたい

第8章 雨

雨が強く降る今日は…


一日
暗かった…


雨が激しかったから…

みゆきチャンとこずえチャンと
モールに買い物行く予定を延期した


守にも今日は出掛けるから夜電話すると
昨日伝えた…





暇だな…




姉さんは車で母さんの
買い物に付き合っている…

車を運転出来ない母にとって、今の姉は足に使われている



リビングで
ニュースを見ている父親の隣でだらだらと過ごす…



「瞳は暇そ〜だな…
デートとかしないのか?」

『お父さん…それ、お姉ちゃんに言ったら?』


「ヘイヘイ」


何気に休日昼からの特番に目が行った…


「へ〜今は若くても…アルツハイマーになるんだな…瞳〜お父さんがボケても、優しくしてくれよ〜」


なに言ってるんだか…


ガチャ

「ただいま〜
はぁ〜すごい雨!!!」


母さんとお姉ちゃんが
バタバタと入ってきた…


風も雨もひどかったのか…
髪の毛が面白い方へ跳ねていた


「母さんもお姉ちゃんも酷いぞ……顔が…ププ」


「「お父さん!!!」」


二人の突っ込みに
ケラケラ笑った


外は雨…



守の住んでるところは…


同じ…雨かな?



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