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声を届けたい

第13章 7月28日

守の誕生日…


朝から…都心は蒸し暑く…

エアコンがフル稼動していた…




昼には…暑さも増して…


出かけるのも嫌になるくらいだった…






今日は一日部屋にいよう…
守も手術頑張ってるみたいだし。




しかし、昼過ぎても…

守からは…連絡がない…



待ってる時間が…もどかしいな…


時間聞いとけばよかった…

まっ…
夕方には…終わってるよね



プルルル、プルルル…


おっ!守からの着信!



『もしもし、守?
お疲れ様〜。どうだった?』









【……ひとチャン?】




『あっ///友チャン!!!あれ?どうしたの?』












【……ひとチャン……あのね………お兄ちゃん……………目を…………覚まさないの………】








『は……い?』










【お兄ちゃん!!!
脳の手術終わっても…目を覚まさないんだよ…
昏睡状態のまま…目を開けないんだよ………】










友チャン…何…言ってるの?





脳…の…手術…って…


何?




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