声を届けたい
第20章 夏休み
今日は…夜も遅いし…
私たちはビジネスホテルに部屋を取り…
泊まる事にした…
お父さんとお母さんには…事情を話し…
夏休みをこっちで過ごしたいと言った…
考えて…承諾をもらえた…
ホテルや買い物は…クレジットを使っていいと…許可までくれた…
私と守の事を…お母さんは…黙認していたらしい…
守から手紙が来た時から…
二人の間で何かが始まったと思ったみたいだが…
…こんな恋愛をしていたと知らされ…うろたえた…
…夏の間…
守クンの側にいたいと言い出す娘に…かえって来いと…言えなかったのだろう…